附属教育実践総合センター

弘前大学教育学部 附属教育実践総合センター

教育内容、教育方法や教育実習などの実証的な研究を行う共同研究施設として、1988年に設立された教育実践総合センターについてご紹介しております。

学生の実習や教員の教育実践を支援

学校や社会教育施設などと連携し、実践的指導力を持つ教員の養成を目指すとともに、地域社会の教育活動を行っています。

教育実習部門

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1年次から4年次まで,学年進行に合わせた教育実習関連の科目を担当する部門です。学年間の切れ目ない教育現場との関わりを特色として行っている実習は,弘前大学教育学部の大きな特徴です。

附属学校園や一般公立学校で行われる一連の実習では,大学で学んだことがらを試し,実習で明らかになった課題の解決のために大学での学習を続ける,という過程を通じて実践力を養います。特に一般公立学校で4年次に行われるサポーター実習は,現場の先生方からも好評です。
サポーター実習についてはこちら

教職実践演習部門

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教員養成の導入と総仕上げに関する授業科目を担当する部門です。1年次の「教職入門」では,あらためて「教える立場」から教員の仕事について学び,自分はどの学校段階の教員になりたいのだろうか,これから何を学んでいけばよいのだろうか等を,講義や小・中学校での授業観察を通して考えます。4年次の「教職実践演習」は,これまでの大学での学習や教育実習の経験を踏まえて,教員になるために何が課題なのかを考え,不足している知識や技能を補っていくものです。

またこの「教職実践演習」の前後に,自らの目指す教員像について考える「教職実践基礎演習」,キャリア教育や通常学級における特別支援教育など現代的教育課題について学ぶ「教職実践発展演習」があります。この二つの科目は,弘前大学オリジナルの科目で,教員を目指す学生が3年次教育実習から卒業まで間断なく,実践的な内容について学び考える機会となっています。

教育支援研究部門

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学校や社会教育施設,教育委員会など,地域の教育機関と連携して,教育支援のあり方を実践的に研究する部門です。弘前市フレンドシップルームとの連携による実習では,学校不適応の子どもたちの理解とサポートについて学びます。また,社会教育施設で行われる自然体験活動への学生の参加を支援しています。このほか,情報化時代の教材開発や指導方法に関する研究・指導などを通して,学校教員や学外の研究者による教育実践研究を支援しています。

学修支援部門

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教育実習をはじめとする大学の授業に不安を持つ学生や,障害などで勉強を続けるのが難しくなっている学生を支援するための部門です。教育相談等に専門的な知識や経験を持った教員が,学生の所属するゼミの教員などと連携して対応する仕組みを作っています。教育実習に不安を感じている学生には,事前に,面接による相談を行っています。