附属学校園や附属教育実践総合センター、附属教員養成学研究開発センター、特別支援教育センター、附属国際音楽センターなどの教育学部の附属施設をご紹介しております。
附属学校園
附属幼稚園
附属幼稚園では,3歳から5歳までの園児約90名をお預かりし,「幼児に適切な環境を与えて,その心身の調和的発達を助長すること」を目的とし,日々教育活動を行っています。
教育実習では,それぞれの園児の発達段階に即した教育の仕方を自由な遊びや一斉活動の中で実際に体験し,理論と実践の統合を図る機会となるでしょう。子ども達と一緒に生活する中で,元気いっぱい遊んでいる姿や,子どもなりに考え一生懸命取り組んでいる姿に素直に驚き,また,子ども達の輝きから元気をもらい,子ども達の成長した姿に喜びを感じることができます。
附属小学校
附属小学校では「強く 明るく 豊かに」を教育目標に掲げ,全教職員による協働態勢のもとでその具現化を図るとともに,児童一人ひとりの理解を深め温かな心の結びつきを基調とした教育活動を行っています。
教育実習においては,教育学部との連携を図りながら,実習生が児童との触れ合いを通して教職に対する理解を深め,実践を通して専門性を身につけてほしいという願いをもって指導に臨んでいます。
実習に際しては,児童の前では一人の教師であるという自覚を持ち,誠実な態度で児童と向き合ってください。今の自分に出来る精一杯の力を尽くすことで,教職を目指す上での道標が見えてくることでしょう。
附属中学校
附属中学校では「自主,創造,気品」を教育目標とし,知,徳,体の調和のとれた人間性豊かな生徒の育成を目指して,日々の教育活動を行っています。その中で「生きる力」である「根っこ精神」を育むための指導や支援を行っています。
教育実習では,実習生全員が教師としての高い資質と適性を身につけて教壇に立ってほしいという強い願いから,本校教員が,丁寧に,時には厳しく,学生の指導にあたっています。本校での実習経験は,将来は必ず教師になろうという強い思いを抱かせる,大学生活の忘れられない一場面になるものと確信しています。
附属特別支援学校
附属特別支援学校では,知的に障害のある児童生徒一人ひとりの実態や個性に応じて,きめ細かな教育的支援を行っています。教育実習は,児童生徒との直接的な関わりを通して個々の障害の状態や特性を理解すると共に,個に応じた指導や支援のあり方を実際に体験することができる絶好の機会といえます。
実習にあたっては,探究心と創造性を持って臨んでください。新たな気づきや課題を発見できる充実した実習になることでしょう。実習を通じて,学生のみなさんが自分にとって大切な何かを発見できることを期待しています。
附属教育実践総合センター
附属教員養成学研究開発センター
教員養成学の新たな展開をめざして
「教員養成学」とは,大学における教員養成を体系的・組織的におこなうため,「どのような教員養成カリキュラム」を「どのような体制」のもとで行っていくのかについて実践と研究の両面で考えていく学問です。
平成15年10月の発足以来,教育実習関連科目の体系化や教職実践演習の開発などに取り組んできました。また,教員養成カリキュラムのもとで,どのような教員が育っているのかについて検証し,その成果を生かして,よりよい教員養成のあり方を模索しています。
特別支援教育センター
発達障害のある子どもたちへの教育支援のあり方を知り,実践する役割を担う
本センターは,平成16年度に主として発達障害児の保護者や教員などの相談に応じることを目的として設置された特別支援教育相談室を母体にして,これに教員等の研修機能を加えて平成17年度に設けられました。センターは,学校教育講座特別支援教育分野と附属特別支援学校が連携して運営しており,教育相談は,主に特別支援教育分野の教員,附属特別支援学校の教員が相談員を担当しています。また,相談補助員として大学院生や教育学部の学生などが加わっており,学生にとって発達障害の子どもたちと関わる大切な機会になるとともに,教員としての力量形成に役立っています。
附属国際音楽センター
国際的視野から音楽文化の振興を
2005年5月に発足した附属国際音楽センターは,教育学部附属施設として音楽に関する教育および実践研究を行い,弘前大学並びに教育学部の進展と地域における音楽文化の振興に資することを目的とし,(1)外国の音楽家・研究者との交流,(2)音楽教育の振興,(3)地域の音楽に関する調査および情報の収集,(4)その他音楽に関すること,の業務を行っています。
本センターは,今田匡彦(代表・音楽教育および作曲),杉原かおり(声楽)の2名の教員を中心に,協力教員,地域の演奏家,国内外の演奏家・研究者,学生,卒業生の協力を得ながら,さまざまな事業展開を行っています。