理科サブコースでは、物理学・化学・生物学・地学・理科教育についてそれぞれ専門のスタッフがいることを特色としており自然科学を幅広く基礎から学ぶことができます。
理科サブコースに所属できるコース・専修の学生
学校教育教員養成課程・初等中等教育専攻・小学校コースまたは中学校コース・理科専修
概要
自然科学の知識を子どもたちや社会に正しく伝える
現在,社会における科学技術の重要性はますます高まっており,自然科学の知識を子どもたちあるいは社会に正しく伝えることのできる人材が求められています。
理科教育では,物理学・化学・生物学・地学・理科教育についてそれぞれ専門のスタッフがいることを特色としており,自然科学を幅広く基礎から学ぶことができます。高等学校で履修しなかった科目についても,大学でしっかり勉強すればカバーすることは十分可能です。さらにさまざまな実験や野外実習を通して実践力を身につけ,卒業研究では各分野に分かれてより専門的な学習や研究を行うことができます。
本教育サブコースで身につける自然科学の体系的な知識や考え方は,「子どもたちに理科の楽しさを伝えられる教員」や「科学的な知識をもって社会に貢献できる人間」をめざす上で大きな力になるはずです。
卒業所要単位で取得可能な教員免許状
小学校コース選択
- 小学校教諭一種免許状
中学校コース選択
- 中学校教諭一種免許状(理科)
- 高等学校教諭一種免許状(理科)
ゼミのおもな研究テーマ
- 山本 逸郎(物理学)
- 物理教材の研究、金属・半導体物性
- 佐藤 松夫(物理学)
- 理論物理、素粒子物理学、特に超弦理論
- 長南 幸安(化学)
- 科学(化学)教材の開発、エネルギー教育
- 島田 透(化学)
- 分光学、非破壊分析
- 岩井 草介(生物学)
- 分子細胞生物学、細胞内共生
- 佐藤 崇之(理科教育学(生物学))
- 理科教育の理論及び教材開発、環境教育
- 田中 浩紀(地学)
- 微化石,特に石灰質ナノ化石による生層序学
メッセージ
理科という教科は,児童・生徒に自然科学の知識と方法を正しく伝え,考えさせる教科です。
このことを踏まえて,入学志願者の皆さんには,以下のことへの取り組みを期待します。
- 理科や数学の基礎的理解だけでなく実験や計算を通して深い理解を行い,それらを図やグラフを含めて表現,説明できるようにしておくこと。
- 自分が興味を持った科学的対象について,積極的に文献を用いて調べたり,話し合ったり,実験に取り組んでみたりすること。